【南アフリカ・HIV陽性者支援】
自分がHIV陽性だとわかったときに、人は多くの支援を必要とします。メンタル面での支援もとても重要ですし、健康管理もとても大切。
南アではそういったセルフケアについて当事者の大きな力になっているのはセルフヘルプグループ(自助グループ)です。
それから、アドボカシー団体によってトレーニングを受けた当事者がトリートメント・リテラシー(治療教育)のスタッフが、契約した公立のクリニックや病院の感染症外来の待合室を活用して、情報提供などのワークショップを行なっています。
ニバルレキレではそれらの活動を一緒に行いながらの、個別家庭訪問を大切にしています。
頭の中の知識として、〇〇という名前の病気を知ったとしても、自分が体調を崩したときに、それがその疾患であるとは気づかなかったりするからです。
写真はヘルペスのできてしまった女性が、クリニック受診をためらっているため、ヘルペスについて家族も一緒に理解してもらながら、応急処置での薬(アシクロビル)を渡したもの。
健康管理についての理解をしてもらうのに、家族の中で理解力が高いのは、子どもの場合が多いことも実感します。
頭の柔軟さ、新しい知識の吸収力といったことだけでなく、大切な養育者である親やおばさん、おじさんを失いたいない気持ちも強い。そう感じています。
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