【南アフリカ・HIV陽性者支援・カニシーレ】
カニシーレの活動について、日本と現地でやりとりを続けています。今日はとても気づきを得た日でした。
カニシーレの活動のある地域ではすでに、自発的な当事者間での訪問活動その他も行われているし、カニシーレの主体は自助グループミーティングなのですが。
コールセンターを作りたいとの希望が最初に出ていたので、私の方では、クリニックと連携しながらの、SOSを受け止めてサポートしていく、個別支援に力を入れたいのかなと思い、℡代などの通信費や交通費の捻出について考えながらお金の算段をしていました。
でも、現地のみんなのアイデアは、自助グループでは参加しにくい、いろいろな人にとって一番つながりやすいのは、ティータイムつきのサロン活動だろう、そこに重点をおくことで個別支援は今のペースで焦らないでやってみたいという話でまとまりつつあります。
これって、まさに震災支援で各地でいろいろ展開されていることと同じですよね。
居場所はすでに醸成されていると思っていましたが、その居場所はHIV陽性者という自分と向き合う場所。
そうではない、のんびりしたり、お金がなくてお腹を空かせているから何か食べられるから、あそこに行こう・・・そういうスタートの「コールセンター」だったのです。
コールセンターという言葉を、その活動に当てはめる発想は、私の「居場所=ゆるやかなイメージ」に、居場所こそ緊急性の高い人の集まる場所であることを改めて気づかせてくれる最近のディスカッションです。
震災支援にも当てはまること。
アフリカから日々学ぶことばかりです。
(小山)
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