【南ア・エイズ孤児支援】
今日の活動報告は南アから。
私たちは、いろいろなHIV陽性者当事者による自助グループ活動の支援や、当事者によるNGOの活動に参加させていただくことを大切にしています。
その中で、大変お世話にもなり、お手伝いもさせていただき、そしてにニバルレキレでのお絵かきイベントなども時々行っている、Let Us Growという団体があります。
年末に団体代表のママ・ローズに年末のエイズ孤児のためのイベントのお手伝いの1つの形として、日本からの寄付金を届けました。
私たちの寄付金で年末のエイズ孤児イベントや、HIVの当事者であるスタッフとを労うイベントを開催する年も多いのですが、今年はWoolworth(大手のちょっと品質の良い食糧や衣料品を扱ったショップ)や銀行からのサポートがあり、クリスマス会自体は、近所の学校での大きなイベントとして行われることになりました。
フードパーセル(エイズ孤児の日々の給食プログラムのないNGOのお休みの時期に配布する、缶詰やパップなどの保存食)も、クリスマス会用の食糧で足りたそうです。
Let Us Growは資金づくりの努力も南ア国内でも熱心に行い、自助努力のノウハウを培ってきた団体です。
南アのタウンシップの中から当事者が長い年月で作り上げた、本当の意味での草の根のNGO。
それでも最近は資金難に苦しんでいたので、年末の様々な支援の話は私たちも一安心するニュースでした。
では。このような場合に、ニバルレキレの応援がどのような形で使われるかというと・・・
寄付金は、1月のうちに子供むけの食事会で使ってもらうことになりました。
12月はエイズ孤児を引き取っている家庭でも、上記のようなイベントに参加したり、他の親戚宅に孤児がお泊りに行くなど貧困家庭それぞれが金銭のやりくりに工夫を行う月です。
そうしないと、南アの学校では新しい年度となる1月は、学費・制服・文房具など何かと必要で、厳しいシーズンとなるのです。
その時期に子供達の食事会をしようというわけです。
ニバルレキレは、「融通がきく団体」というのが一つの良さとして、現地のNGOや草の根活動をするリーダーたちと良好な関係を維持し、SOSの連絡をもらう一方で、私たちもたくさん助けてもらいながら、お互いに励ましあい活動をしています。
信頼している団体には、その団体にとって一番役に立つお金の使い方をしてもらいたいと、使途について厳密な指定はしないで寄付金を届けさせていただき、使途を決定する話し合いに参加するようにしています。
フレキシブルであること。南アフリカのタウンシップの暮らしのニーズにあった活動をするうえでの、重要ポイントかもしれません。
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