避妊治療の1つであるホルモン避妊法で、HIV感染のリスクが高まることが分かった。避妊のためのホルモン製剤は、1日1回の経口剤や注射剤などで、世界で1億4000万人以上の女性が利用しているという。
サハラ砂漠以南のアフリカには、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)に感染している女性が1600万人以上いるとされており、この地域でも前述のホルモン製剤を利用している女性は多い。
米ワシントン大学疫学のCharles S. Morrison教授は
このホルモン製剤によるHIV感染リスクについての研究は現在まで何度も行われていたが、正式に結果として発表されたのは今回が初めて。
今回の研究はホルモン避妊によるHIV感染リスクが、パートナーの男性に伝播する危険性を調査するために計画されたもの。結果として、パートナーへHIVが感染する可能性は、ホルモン避妊をしている女性がしていない女性に比べ、2倍ものリスクを持っている事がわかった。
(アフリカ ビジネスニュースより)
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