ンポ・セゴメラのお話

ワークショップ I KNOW の第3回がもうすぐです。

皆で読んだ第2回の、ンポ・セゴメラの物語の要約をまとめてみました。

これはあくまで、ニバルレキレによる要約であって、
著者のステファニー・ノレンさんによる素晴らしいストーリーではありません。

原書はamazonなどでも入手が難しいようですが、ニワニワブックスでも紹介しています。

◆28の物語 第2回 ンポ・セゴメラ◆

 ンポはジョバーグ(ヨハネスバーグ)のタウンシップ・アレキサンドラに暮らすエイズ遺児。おばあちゃんと、エレンおばさんと掘っ立て小屋(シャック)で暮らしている。著者はアレックス(アレキサンドラ)で活動するNGOの看護士ロジーナを通じて彼女達と出会う。ンポは学校に歩いて通えないほどにエイズのために体が弱っていたが、おばあちゃんの代わりに手にした通学の交通費100ランドを使って、学校中の子供にアメを買って配るようないたずらっ子だった。旅して有名になりたいと願っていた。著者はいつかンポと同じくHIV陽性者であるおばあちゃん、エレンら家族の物語を新聞に連載したいと考えながらも、多忙にアフリカ大陸を旅していた。

 2005年の夏が近づく頃(感謝祭・南アは1月が真夏となる)、著者はディナーに訪れたロジーナから「ンポの旅が終わりに近づいた」ことを知らされる。ARV治療を半年前にンポが始めたことを知っていた著者は、ンポの気丈な振る舞いから「ンポは大丈夫、生き延びるだろう」と思ってしまう。

 ンポはそのすぐ後に亡くなった。HIVに母子感染した子どもの平均余命をはるかに上回って12歳までサバイブしていたンポの全身の臓器はARVで治療するには既に全てがボロボロにダメージを受けていたのだった。著者はお葬式の前日ンポ宅を訪ねる。コミュニティの人たちが葬式の準備をする中を突風が駆け抜ける。「ンポが怒っている」とロジーナ。エレンおばさんはエイズホスピスで最後の時を迎えようとしていた。

 途方にくれるおばあちゃんがそこにいた。お葬式では、ンポを埋葬する場所が墓地にはなく、ンポの棺は掘り起こしたンポのお母さんのお墓に納められた。


ニバルレキレが大切にしていること。
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貧困地区や施設のエイズ孤児を支援
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