ハウスオブメルシーは、薬物依存やアルコール依存からの回復のための治療とリハビリテーションの施設です。
ボックスバーグというタウンに位置し、周囲にはたくさんのタウンシップや巨大なスクウォッターキャンプがあり、所得の低い患者の治療を無料で行っています。
薬物依存症からの回復リハビリテーション施設は、ニバルレキレの活動地域では「ハウス・オブ・メルシー」しか存在しません。施設の周囲には貧困地区が広がっています。
近年、南アフリカでは若者の薬物乱用および依存の問題が表面化しています。
薬物の種類としてはエイズ治療薬をマリファナやヘロインに混合させたものが流行。
それによって
「HIV陽性者が薬を売り生活の糧にすることによってエイズ治療を中断してしまう」
「ギャングがクリニックへ強盗侵入しエイズ治療薬が不足する」
といった事態が起きています。
また学業をドロップアウトした若者やエイズ孤児は相談先が行政やNGO含めてもほぼ存在しないため、薬物使用および利用者の影響を非常に受けやすいという問題があります。
(ニバルレキレでは、様々な支援が終了する15歳以上~20代前半のエイズ孤児の個別支援に力を入れています。)
薬物利用の際の針の回し打ちや、使用時の性交渉は、HIV感染拡大の危険をはらむ」という事態への対処も急務でです。
解決のために必要なことは
などですがこの「ハウスオブメルシー」が現在運営の危機にあります。
ニバルレキレでは上記の各問題に、2014年8月から取り組んでいく予定です。